過去の学術大会のテーマ一覧

1947(昭和22)年度12月6日(創立総会)東京大学 [研究報告]
東北漁業家族に関する小考察 中川善之助
三重県安乗村の漁民の家族構造について 川島 武宜
1948(昭和23)年度12月11日 東京大学 [研究報告]
土建労働の構造 川島 武宜
日本における労働関係の特質 磯田  進
コシキ島の家族関係 舟橋 諄一
家父長権の成立過程と神授的権威 戒能 通孝
1949(昭和24)年度6月4日、5日 立命館大学 [研究報告]
法社会学と法史学 猪熊 兼繁
法社会学の課題 石本 雅男
若者組について 磯田  進
[公開講演]
官僚法学と法律社会学 戒能 通孝
社会あるところ法ありとゆうことについて 山中 康雄
1950(昭和25)年度春季5月25日 早稲田大学 [研究報告]
斤先堀について 石村 善助
事実婚の一検討 高梨 公之
法社会学成立のための客観的主体的条件について 細野 武男
法社会学への疑問 瀧川 春雄
1950(昭和25)年度秋季10月31日 大阪大学 [研究報告]
モンテスキューの法社会学について 長谷川正安
改正労組法とその施行の実態 野村 平爾
犯罪社会学の問題 平野 龍一
中国法史学の構想~~「封建」とフューダリズム 仁井田 陞
裁判の法社会学的考察 戒能 通孝
1951(昭和26)年度春季4月30日 慶應義塾大学 [研究報告]
明治末期の二、三の立法と裁判 中村吉三郎
漁業労働関係の法社会学的考察 川島 武宜=潮見 俊隆=渡辺 洋三
ソヴィエト社会における都市と農村~~婚姻と家産の問題に関連して 福島 正夫
1951(昭和26)年度秋季11月1日 大阪市立美術館 [研究報告]
「家」と「氏」とに関する若干の問題提起~~「氏の変更」を通して 唄  孝一
反社会集団の研究 前田信二郎
自然法思想と法社会学 細野 武男
1952(昭和27)年度春季4月25日 日本大学 [研究報告]
戸籍法の前近代的形態 山主 政幸
労働ボスの法社会学的考察 内山 尚三
[討論]
学問の自由と大学の自治 上原 専禄、尾高 朝雄
裁判 平野義太郎、戒能 通孝
1952(昭和27)年度秋季10月31日 同志社大学 [研究報告]
憲法上の天皇と事実上の天皇 長谷川正
安山林労働の実態調査 浅井 清信=乾  昭三=甲斐道太郎=片岡  昇=富山 康吉=中川  淳
[シンポジウム]
選挙 磯田  進、高橋 貞三、黒田 了一
1953(昭和28)年度春季4月30日 中央大学 [研究報告]
造船業における臨時工 後藤  清
積雪山村の民主化 新田 隆信
[シンポジウム]
調査の目的と方法 戒能 通孝、磯野 誠一
1953(昭和28)年度秋季11月1日 京都大学 [研究報告]
山林労働における庄屋制について~~特に村落構造と関連して 神谷  力
学生の住所に関する自治庁通達について 唄  孝一
[シンポジウム]
立法(その一)
民主立法の要件と諸問題 小林 直樹、千葉 正士
1954(昭和29)年度春季4月30日 早稲田大学 [研究報告]
入会訴訟事件の法社会学的考察~~岩手県二戸郡小繋調査報告 畑 穰
所有権法の政治的構造について 戒能 通孝
[シンポジウム]
立法(その二)鵜飼 信成、川口 頼好
1954(昭和29)年度秋季10月30日 立命館大学 [研究報告]
「教育」
教育民主化の崩壊因子~~とくに内在的因子を主体として 首藤 昭五
教育二法案の性格 泉   博
旭ヶ丘事件をめぐる法律問題 北小路 昆=坪野 米男
「扶養」
農村における扶養意識~~北海道五ヶ町村の調査より 品川 孝次
家庭裁判所にあらわれた扶養ケース~~札幌家裁の資料より 薮  重夫
都市における生活保護~~セツルメント社会保障調査より 西原 道雄
「相続」
末子相続 中川善之助
漁村における相続の実態 武井 正臣
農家相続問題の一視点~~北九州水田農村における事例 中尾 英俊
「調停」
小作調停の一考察 安達三季生
調停の問題点 谷口 知平=阿南 成一
1955年(昭和30)年度春季4月30日 法政大学 [研究報告]
第一分科会
法心理学の課題 西村 克彦
法社会学の構造―~特にその可能条件と課題について 伊藤 道学
第二分科会
梅謙次郎博士~~日本の法学の性格を理解するために 熊谷 開作
岡村司先生の場合 中村吉三郎
第三分科会
沿岸漁村における共同漁業権の実態~~主として北海道釧路郡昆布森村の場合について 相原 良一
鉱害賠償請求権の発展過程 吉岡卯一郎
[シンポジウム]
法社会学の古典理論
エールリッヒの法社会学 磯村  哲
マックス・ウェーバーの法社会学 川村 泰啓
1955(昭和30)年度秋季11月3日 同志社大学 [研究報告]
第一分科会(実態調査)
東北山村における親族扶養の実態~~宮城県刈田郡七ヶ宿村横川部落の場合 及川  伸
岐阜県白川村の家族形態における若干の特質~~特に四大家族集団の戸籍より 玉城  肇=黒木 三郎
第二分科会(法社会学の理論
論理実証主義と理論法学~~論理実証主義とマルクシズム 碧海 純一
フランスの法社会学について 恒藤 武二
第三分科会(司法)
旭ヶ丘中学事件判決をめぐって 加藤 正男
[シンポジウム]裁判の機構と法の解釈
裁判官の法解釈 熊倉  武
裁判機構の実態 佐伯 千仭
1956(昭和31)年度春季5月3日 東京大学 [シンポジウム]倫理的な犯罪と法律的犯罪
サザーランド著『ホワイト・カラーの犯罪』について 井口 浩二
道徳規範と法的統制~~犯罪を中心として 村田 宏雄
犯罪はどのように起訴され処罰されているか~~特に執行猶予の適用について 宮内  裕
1956(昭和31)年度秋季11月2日 京都大学 [シンポジウム]憲法崩壊の社会的基盤
ワイマール憲法の崩壊過程 大西 芳雄
ドイツ連邦共和国基本法の改正問題と徴兵法 平野義太郎
日本国憲法の成立と成長~~その政治的・社会的基礎 佐藤  功
1957(昭和32)年度春季5月2日 明治大学 [テーマ]法社会学はいかにあるべきか
川島 武宜、平野 龍一、福島 正夫、長谷川正安、石本 雅男、舟橋 諄一、磯村  哲、戒能 通孝、沼田稲次郎、磯田  進
1957(昭和32)年度秋季10月19日 神戸大学 [研究報告]
行為理論的「法」概念とその展開 及川  伸
協議離婚の実態調査 田辺 繁子=大浜 英子
[シンポジウム]調停
調停の理論 斉藤 秀夫
民事調停 谷口 知平
家事調停 磯野 誠一=潮見 俊隆
1958(昭和33)年度春季4月10日 日本大学 [テーマ]市民法と社会法 渡辺 洋三、沼田稲次郎
1958(昭和33)年度秋季10月15日 関西学院大学 [研究報告]
ギルビッチの法社会学 飛沢 謙一
農村家族における財産と相続 稲子 恒夫=稲子 宣子
[シンポジウム]
法解釈学をこう考える 柚木  馨、戒能 通孝、田畑  忍、杉村 敏正、木村 亀二、佐伯 千仭
1959(昭和34)年度春季4月10日 中央大学 [研究報告]
独占資本主義段階における農地賃貸借法の性格 水本  浩
[シンポジウム]
「通説」の法社会学的考察~~「通説」を形成せしめる諸要因、ないし「通説」の形成を阻止する諸要因の検討をめぐって問題の所在 唄  孝一
刑法 平野 龍一
憲法 鵜飼 信成
労働法 野村 平爾
民法及び総括 戒能 通孝
1959(昭和34)年度秋季10月16日 関西大学 [研究報告]
売春禁止法の実態 前田信二郎
国家と村落~~学区制度をめぐるその相互形成~~ 千葉 正士
[シンポジウム]裁判批判
英米における裁判批判 伊藤 正己、平場 安治
裁判の認識構造と裁判批判 毛利 与一
1960(昭和35)年度春季5月5日 名古屋大学 [研究報告]
イギリス養子制度の現況並びに
グラスゴーにおける非行少年と養子との関係の一考察 田辺 幸子
財閥家憲と家制度 福島 正夫
[シンポジウム]
第一部会
美濃部・末弘博士の法思想について
磯村  哲、片岡  昇、乾  昭三、甲斐道太郎
第二部会
大正期から昭和期にかけての法体制再編期をいかにとらえるか
福島 正夫、安達三季生、磯野 誠一、小川 政亮、杣  正夫、沼田稲次郎、渡辺 洋三
第三部会
入会権の解体
川島 武宜、千葉 正士、石村 善助、小林 三衛、三藤 邦彦、穂積 忠夫、太田 知行,中尾 英俊
1960(昭和35)年度秋季10月17日 日本大学 [研究報告]
第一部会
大衆行動の法社会学的考察 星野安三郎
第二部会
不動産売買の実状~~所有権移転の時期をめぐって 太田 知行
[シンポジウム]
第一部会
デモンストレーションの法律問題をめぐって 兼子  仁、上田 誠吉
第二部会
農地所有と農地相続をめぐって
日本 中尾 英俊
ドイツ 清水  誠、川井  健
1961(昭和36)年度春季5月5日 法政大学 [研究報告]
第一部会
日本所得税法と家族制度 長   穰
テレビと法律 戒能 通孝
穂積八束論 鈴木 安蔵=戒能 通孝
第二部会
「公序良俗の原則」の法律的機能~~民法九〇条の規定への法社会学的接近 松本 暉男
エールリッヒの法人論について 福地 俊雄
法社会学における実験的方法の役割と限界 及川  伸
[特別講演]アメリカにおける法社会学 マックス・ラインシュタイン
1961(昭和36)年度秋季10月18日 9州大学 [研究報告]全体会 安保体制と憲法体制
占領法体制と憲法体制 山手 治之
安保体制と憲法体制 黒田 了一
法と言語 川島 武宜
第一部会
佐々木惣一博士の憲法理論 田畑  忍=小林 孝輔
第二部会
九州の切支丹家族~~末子相続制を中心として 大原 長和
山口県周南諸島の隠居制について 不破勝敏夫
1962(昭和37)年度春季4月22日 大阪市立大学 [研究報告]
フランスにおける法社会学の評価~~ルービェ、バチフォル、カルボニェ、レヴィ・ブリゥルを中心として 飛沢 謙一
プロ野球選手の契約 本多 淳亮
放送・映画の出演契約の実態 植林  弘
[シンポジウム]
これまでの法律学の再検討 渡辺 洋三
1962(昭和37)年度秋季10月15日 早稲田大学 [研究報告]
第一部会 憲法問題
憲法現象の社会学的考察に対する反省 小林 直樹、星野安三郎
第二部会 調停と仲裁
民事調停における合意に関する一検討 佐々木吉男
商事仲裁の諸相 喜多川篤典
[シンポジウム]
労働法学と法社会学 佐藤 昭夫,磯田  進
1963(昭和38)年度春季4月20日 慶応義塾大学 [研究報告]
第一部会
婚姻と届出に関する一研究~~名古屋市における届出と  第一子出生日との隔たりを中心として 久武 綾子
栃木県農村部における他子養育の慣行について 石山 勝巳=浜田 紀子
第二部会
税法研究のあり方への一つの反省 北野 弘久
ILO八七号条約批准運動の権利意識 野村 平爾
[シンポジウム]実用法学と法社会学
裁判における論理構成の定型―条理を中心として 川島 武宜
1963(昭和38)年度秋季10月12日 同志社大学 [研究報告]
身元保証に関する研究 西村 信雄
小繋事件について 戒能 通孝
社会科学の客観性についての一私見~~分析哲学の立場から 碧海 純一
[シンポジウム]
判例研究の目的と方法 柚木  馨、有泉  亨、長谷川正安
1964(昭和39)年度春季4月9日、12日 学習院大学 [研究報告]
第一分科会
わが国における非長子相続慣行の特質 山本  登=中川喜代子
家族農業経営の承継とその構造 利谷 信義=中川 高男=湯沢 雍彦=吉原 節夫=
依田 精一=山田 卓生=森   毅
第二分科会
婚姻と届出に関する一考察~~届出時期の分析と職業との関係 久武 綾子
沿岸漁村における『家』制度の解体状況について~~法社会学的  研究における役割理論の適用 松本 暉男=浅妻 康二
第三分科会
現代憲法学の方法と課題 影山日出弥
交通事故処理の現状とその対策 椎木 緑司
第四分科会
実験法学とそれをめぐる論争について 及川  伸
アメリカにおける法社会学の現状 石村 善助
[シンポジウム」判例
判例~~法社会学と法解釈学の接点 川島 武宜
刑事法の領域における判例について 平野 龍一
労働法の領域における判例について 沼田稲次郎
1965(昭和40)年度春季4月25日 明治大学 [研究報告]
入会権と財産区 中元  勇
コンピューターによる判決の分析と予測~~特にReed C. Lawlorの方法について 能勢 弘之
[シンポジウム]
法思想の法社会学的研究 磯村  哲、磯野 誠一、千葉 正士
1965(昭和40)年度秋季10月15日 京都大学 [研究報告]
最近のソ連における法社会学 畑中 和夫
アメリカの法社会学 川島 武宜
恵庭事件について 星野安三郎
[シンポジウム]
現代資本主義経済と法 富山 康吉、正田  彬
1966(昭和41)年度春季4月22日 関西大学 [研究報告]
意味論と法律学~~民法を中心として 福地 俊雄
[シンポジウム]
日本の法律家 潮見 俊隆、利谷 信義、清水  誠、江藤 价泰
1966(昭和41)年度秋季10月13日 慶應義塾大学 [研究報告]
中国婚姻家族法の変革~~法意識変革の過程を中心として 大塚 勝美
スウェーデンの法社会学 熊谷 開作=石井庄八郎
[シンポジウム]
社会保障の権利 西原 道雄、片岡  昇、白沢 久一
1967(昭和42)年度春季5月31日 早稲田大学 [研究報告]
第一部会
家事審判と調停 川島 武宜、磯野 誠一
第二部会
少年非行と少年法 橋本重三郎、斎藤 正人
[シンポジウム]
教育と法~~教育の自由と国家統制を中心として 山崎 真秀、中山 和久
1967(昭和42)年度秋季10月13日 関西学院大学 [シンポジウム]公共の福祉
民法における「公共の福祉」概念 原島 重義
経済法における「公益概念」 河合 研一
労働法における「公共の福祉」 竹下 英男
公共の福祉 奥平 康弘
1968(昭和43)年度春季5月11日 金沢大学 [研究報告]
給付行政と治安政策の実態 高田  敏
「入会権と法律」総論~~入会権の変化を中心として 川島 武宜
[シンポジウム]
第一分科会
福祉国家と治安政策 桑原 昌弘、原野  翹、中山 研一
第二分科会 入会権と法律
入会権と裁判 中尾 英俊
入会権と近代化法 黒木 三郎
1968(昭和43)年度秋季10月11日 中央大学 [研究報告]現代的離婚の諸問題
離婚調停事件の性格と回復条件 湯沢 雍彦
協議離婚の現代的問題点 利谷 信義
裁判離婚の現代的問題点 依田 精一
[シンポジウム]
公務員政策と法 佐藤  竺、中山 和久
1969(昭和44)年度春季5月17日 東北大学 [研究報告]「大学の自治」と「学生の自治」
大学自治の主体者の資格問題~~特に教員採用における主観的偏向とその機能 宮島 尚史
学生参加の実態と問題点 長谷川正安=稲子 恒夫=室井  力
大学における学生の地位~~大学の研究・教育との関連について 兼子  仁
1969(昭和44)年度秋季10月9日 大阪弁護士会館 [シンポジウム]現代社会と大学
学生の権利と大学高田  敏
大学と社会―日本資本主義と大学・法学部 前田 達男=萬井 隆令
大学紛争の法社会学的問題点 渡辺 洋三
1970(昭和45)年度春季5月17日 お茶の水女子大学 [研究報告]
司法制度と社会構造 江藤 价泰
現代家族と法 西原 道雄
[シンポジウム]
第一部会
司法制度と社会構造 小田中聰樹
第二部会
家庭裁判所の後見的機能~~後見監督実務の諸問題 安倍 正三=田中 恒朗=瀬部 篤二
1970(昭和45)年度秋季10月12日 青山学院大学 共通テーマ「法社会学の現代的課題」
[研究報告]
総論 渡辺 洋三
広域行政と住民 永良 系二
都市三法と住民 田山 輝明
公害と住民運動 山口 和秀
地域住民と労働問題・社会保障 古賀 昭典=清正  寛
[シンポジウム]
第一分科会
広域行政と市民、都市三法と住民
第二分科会
公害と住民運動、地域住民と労働問題・社会保障
1971(昭和46)年度秋季10月7日 立命館大学 [研究報告]
第一分科会 自動車事故の処理と法~~実態分析の試み
前言川島 武宜
弁護士業務と自動車事故事件~~東京の弁護士に対する面接調査による 神長百合子
自動車事故損害賠償に対する一般人の態度~~東京二三区在住成人に対するアンケート調査による 松村 良之
自動車事故の被害者側当事者の損害賠償請求行動と法~~強制保険請求ケースの被害者に対する面接調査による 六本 佳平
自動車事故処理における刑事手続の役割 所  一彦
判決における損害賠償額決定の諸要因~~東京地裁民事二七部の裁判例の分析 太田 知行
第二分科会
少数意見論 桜田 勝義
全国的農家相続調査の再検討 依田 精一
[講演]
一法学者の回顧 末川  博
[シンポジウム]
日本法社会学の現状と展望 及川  伸、荒川 重勝
1972(昭和47)年度春季5月15日 西南学院大学 [研究報告]
第一分科会
ニュージーランドにおける最近の社会立法 山上 賢一
公害と障害者の権利 小林  勲
住民自治に関する法社会学的考察 嶋田 英男
第二分科会
韓国民法典と淳風美俗 崔  龍基
太平天国革命と婦人解放~~現代中国革命の源流 大塚 勝美
情報化社会における法学方法論についての一考察 古林 祐二
[シンポジウム]
石油化学コンビナートにおける資本集中の法的枠組み~~資本集中をめぐる法社会学的研究の試みとして
池島 宏幸、木元 錦哉、野木村忠邦本間 重紀、坂本 重雄、正田  彬
1972(昭和47)年度秋季10月7日 早稲田大学 [研究報告]
第一分科会
日本所得税法における家族制度原理と市場原理 長   穣
過疎対策行政の実態と課題~~ある地方における集落再編成を中心に 浅井 幸男
第二分科会
首都圏における軍用地問題 田山 輝明
日本近代土地法(史)における若干の理論的・実証的諸問題 水林  彪
[シンポジウム]裁判官
裁判官の判決行動のための枠組み 石村 善助
裁判の独立と民主的統制 所  一彦
最高裁裁判官の判決行動 島田 信義
1973(昭和48)年度春季5月21日 東京都立大学 [研究報告]
第一分科会
公害反対住民運動の実態・類型、その役割 松本 昌悦
第二分科会
現下の土地問題と法的課題 水本  浩
土地税制の課題と限界 北野 弘久
[共同報告]日本の軍事法体系
日本の軍事法体系 小林 直樹
軍事力肥大の論理と日本国憲法体系の背反について 福島 新吾
安保条約・自衛隊法の問題性 星野安三郎
「治安出動」の法制度とその運用構想 江橋  崇
1973(昭和48)年度秋季10月15日 大阪大学 [シンポジウム]法社会学の方法
構造機能分析による川島・碧海モデル 小室 直樹
法社会学講座所収の川島論文に対するコメント 矢崎 光圀
「社会と法」へのアプローチのためのカテゴリー・システムの若干の問題について 藤田  勇
[第五〇回大会記念講演]
法社会学の五十年 平野義太郎
1974(昭和49)年度春季5月13日 大阪市立大学 [研究報告]
第一分科会
医療産業による被害とその救済 川村フク子
食品公害・薬害訴訟における法律上の責任 平野 克明
第二分科会
市民社会史観をめぐる論争と法社会学の方法論的基礎づけ 田中 茂樹
[特別報告]
法社会学における「法」の概念 川島 武宜
[シンポジウム]法社会学の方法
法社会学の方法論と『法社会学講座』 及川  伸
『法社会学講座』における構造=機能主義的傾向について 森池 豊武
『法社会学講座』における経験主義的傾向への疑問 伊藤 護也
1974(昭和49)年度秋季10月10日 東京大学 [研究報告]
第一分科会
「開発・公害」
むつ小川原開発の計画と問題点 松原 邦明
足尾銅山鉱毒事件公調委調停の意義 小林 三衛
「水と権利」
海没した土地の所有権 水辺 芳郎
漁業紛争と漁業補償の諸問題 武井 正臣
第二分科会
「国家と宗教」
自衛官「合祀」拒否訴訟 播磨 信義
わが国における国家と神社 千葉 正士
「国家と教育」
最近の教育政策の動向と特色 永井 憲一
国民の教育を受ける権利の実態 伊ヶ崎暁生
[特別講演]
家族法五〇年 中川善之助
1975(昭和50)年度春季5月11日 中央大学 統一テーマ 「現代社会と法」
第一分科会 家族問題
総論 利谷 信義
都市近郊における農家相続
(その一)小田原~~農家相続の新段階 依田 精一
(その二)総社 武井 正臣
熊本県の家督相続復活決議と農家相続 鎌田  浩=浦本 寛雄
第二分科会 裁判制度
はじめに 石村 善助
少額裁判所と本人訴訟 棚瀬 孝雄
調停・和解 太田 知行
裁判と政策形成 田中 成明
第三分科会 マスコミ
はじめに 奥平 康弘
マスコミと現代権力~~わが国の場合を中心に 清水 英夫
マス・メディア産業における独占~~新聞・放送産業の場合 高木 教典
マス・メディアとアクセス権 堀部 政男
第四分科会 企業~~合併の法構造
総論 宮坂富之助
合併と競争政策および独占禁止法 金子  晃
政策の側面から 照井 健夫
労働法の側面から 本多 尊正
商法の側面から 福岡 博之
第五分科会 現代日本における地方自治の意義と課題
国と地方自治体の関係をめぐる諸問題 室井  力
現代日本の地方財政の諸問題 高橋  誠
地方自治と住民運動 秋元 律郎
地方自治をめぐる基本的視点 阿利 莫二
[特別講演]
戦前日本型ファシズムと法学及び法学者 風早八十二
1975(昭和50)年度秋季10月10日 岡山大学 [研究報告]
第一分科会
合衆国におけるインディアン連邦法の変遷 上田 伝明
戦後沖縄の家族と法
戦後沖縄における家族問題~~実態的側面に視点をおいて 松本 タミ
独占資本主義段階における農地賃貸借法の性格 水本  浩
第二分科会
瀬戸内海環境保全臨時措置法の問題点 伊藤 護也
全国入会慣行調査について~~明治二六年、昭和五年調査との関連 熊谷 開作=中尾 英俊
[シンポジウム]婦人の法的・社会的地位
婦人の家庭内における地位 有地  亨
婦人労働者の法的・社会的地位 島田 信義
国際婦人年世界会議の一般報告及び若干の問題点 松嶋由起子
[特別講演]
戦後日本家族法の民主化 西村 信雄
1976(昭和51)年度春季5月15日 神戸大学 [研究報告]戒能法社会学と中川法社会学の検討
戒能法学とは何か~~戒能法学の展開にそくして 畑   穰
戒能法学から何を学ぶか~~戦後法学史の流れにそくして 吉井蒼生夫
中川善之助先生の「法社会学」 島津 一郎
[シンポジウム]騒音公害訴訟における住民と法律家
大阪国際空港騒音公害訴訟 久保井一匡
名古屋新幹線公害訴訟 宇佐見大司
横田基地騒音公害訴訟 榎本 信行
1976(昭和51)年度秋季10月9日 法政大学 [研究報告]
第一分科会 法社会学の新傾向
アメリカ法社会学の方法に関する一考察~~P・セルズニクの方法を中心に 丸田  隆
「犯罪学の新思潮」~~アンソニイ・M・プラット教授のニュークリミノロジイについて 藤本 哲也
第二分科会 地域開発行政の展開と住民
総論 黒木 三郎
「苫東」開発策定過程の問題点 平松  紘
「新大隅」開発計画の問題点 鳥谷 孝男
[シンポジウム]弁護士論
問題提起~~弁護士利用を中心として 石村 善助
民事紛争解決制度の今日的対応と弁護士論の課題 萩原 金美
弁護士へのアクセス 古賀 正義
弁護士、弁護士会活動と国民的立場 香川 公一
1977(昭和52)年度5月14日 青山学院大学 [研究報告]
第一分科会 天皇制
大学生の天皇観の問題性~~法学教育の課題と関連して 星野安三郎
マスコミと天皇制 清水 英夫
イギリス君主制の法社会学的検討~~わが国の天皇制研究における素材の提供として 吉田 善明
第二分科会 法律扶助
わが国における法律扶助制度の歴史・現状および問題点 中村 光彦
法律扶助と弁護士会 浅見 昭一
法律扶助の理念をめぐって 神長百合子
第三分科会 家族
戦後における妻の家族法上の地位~~夫婦財産制・財産分与・寄与分を中心にして 山脇 貞司
現代の老人問題と老令保障 橋本 宏子
[シンポジウム]消費者被害とその救済
社会法学的アプローチ 北川善太郎
神戸市の場合 石田喜久夫

* * *(以下,自由報告とミニ・シンポジウムは省略)* * *

1978(昭和53)年度5月13、14日 立命館大学 [三〇周年記念公開講演]
「末川先生と法社会学」乾  昭三
「私と法社会学」川島 武宜、磯村  哲、沼田稲次郎
[シンポジウム]法社会学の三〇年
序説~~戦後法社会学の主要な問題関心の推移について 利谷 信義
私法と法社会学 山田 卓生
刑事法と法社会学 三井  誠
労働法と法社会学 西谷  敏
公法と法社会学 森  英樹
裁判と法社会学 石村 善助
法解釈学と法社会学 北川善太郎
他の社会諸科学と法社会学 及川  伸
外国の法社会学と日本の法社会学 千葉 正士
1979(昭和54)年度5月12、13日 立教大学 [シンポジウム]子どもと法~~権利の観点から
序論~~シンポジウムの趣旨 小川 政亮
社会保障法から 佐藤  進
家族法から 中村 妙子
教育法から 永井 憲一
少年法から 荒木 伸怡
労働法から 浅倉むつ子
税・財政法から 北野 弘久
現場 児童相談所から 鈴木 政夫
現場 少年非行と司法福祉 赤羽 忠之
現場 日本子どもを守る会 金田 茂郎
1980(昭和55)年度5月17日、18日 関西学院大学、甲南大学 [全体会]
正義の総合システムの中の調停・苦情処理小島 武司
法社会学の一般理論(general theory)~~権利にかかわるdisputeに焦点をおいて川島 武宜
[シンポジウム]被害とその法的保護
序論 北川善太郎
国家賠償法について 下山 瑛二
独占禁止法について 布村 勇二
[記念講演]
地方自治と住民運動黒田 了一
1981(昭和56)年度5月16日、17日 神奈川大学 [シンポジウム]財政過程の諸問題
財政過程と統治構造 小林 直樹
補助金等 宮本 憲一
財政投融資 小沢 辰男
財政統制 北野 弘久
地方財政 山下 健次
受益者負担と財政 三木 義一
総括 福家 俊朗
1982(昭和57)年度5月11日,12日 広島修道大学 [シンポジウム]法意識の研究(一)
はじめに 利谷 信義
法意識研究の課題 広中 俊雄
「日本人の法意識」研究概観~~法観念を中心として 六本 佳平
日本的法観念の歴史的基礎 水林  彪
各法分野からの問題提起
憲法 小林 直樹
行政法 今橋 盛勝
私法 山田 卓生
労働法 片岡  昇
刑事法 所  一彦
1983(昭和58)年度5月14日、15日 慶應義塾大学 [シンポジウム]法意識の研究(二)
(その一) 刑事法をめぐる法意識
刑事立法過程をめぐる法意識の対抗について 松岡 正章
刑事司法過程をめぐる法意識について 豊川 正明
刑事司法における日本的なもの 斎藤 豊治
(その二) 法意識をめぐる諸問題
法意識雑感 矢崎 光圀
法意識研究のモデル~~法文化の差異をどう捉えるか 棚瀬 孝雄
「日本的法意識」の歴史的形成過程の一例 熊谷 開作
法意識研究の課題 渡辺 洋三
1984(昭和59)年度5月12日、13日 同志社大学 [シンポジウム]法意識の研究(三)
法意識研究に関する問題 利谷 信義
外国人の「日本人の法意識論」の分析 山田 卓生
日本人の法意識とその研究の現状について 田中 成明
「日本人の法意識」~~民法学者からの問題提起 星野 英一
1985(昭和60)年度5月10日、11日 日本大学 [シンポジウム]権利の形成と展開(一)
課題設定の趣旨 所  一彦
民事法の領域から 淡路 剛久
刑事法の領域から 三井  誠
事例紹介
環境権 仁藤  一
嫌煙権 伊佐山芳郎
被疑者・被告人の権利 山川洋一郎
1986(昭和61)年度5月10日、11日 龍谷大学 [シンポジウム]権利の形成と展開(二)
権利のカタログづくりに向けて 山田 卓生
「権利生成」のシステム的考察 棚瀬 孝雄
憲法・行政法の領域から 阿部 泰隆
社会法の領域から 佐藤  進
国際法の領域から 佐分 晴夫
1987(昭和62)年度5月9日、10日 早稲田大学 [シンポジウム]権利の形成と展開(三)
「新しい権利」のカテゴリーと相互作用稲本洋之助
追加事例(一)~~平和的生存権吉田 善明
追加事例(二)~~納税者基本権北野 弘久
追加事例(三)~~生活者の権利池島 宏幸
権利形成・展開行動の社会運動モデルをめざして宮澤 節生
総括討議のために和田 安弘
[特別講演]
「実用法学の基礎科学」としての法社会学を目ざして川島 武宜
1988(昭和63)年度5月14日、15日 神戸大学 [シンポジウム]
法社会学への期待(一)~~社会諸科学より
社会学 吉田 民人
政治学 松下 圭一
社会史 黒田 俊雄
経済学 宮本 憲一
法社会学への期待(二)~~基礎法学より
法哲学 佐藤 節子
法史学 井ケ田良治
法社会史 上山 安敏
法社会学への期待(三)~~実定法学より
私法 星野 英一
公法 樋口 陽一
刑事法 中山 研一
訴訟法 井上 治典
全体のまとめ 及川  伸
[特別講演]
法社会学会創設の頃 谷口 知平
1989(平成元)年度5月13日、14日 立教大学 [シンポジウム]裁判の法社会学(一)~~裁判の現状と研究課題
序論及川  伸
刑事裁判の分野から斎藤 豊治
民事裁判の分野から乾  昭三
行政裁判の分野から山村 恒年
労働裁判の分野から豊川 義明
中間的総括宮澤 節生
1990(平成2)年度5月12日、13日 金沢大学 [シンポジウム]裁判の法社会学(二)~~裁判の現状と研究課題
第一部 紛争処理過程における裁判
「現代型訴訟」とその機能 六本 佳平
和解と裁判手続~~交渉と「和解兼弁論(弁論兼和解)について」 太田 勝造
少額事件・本人訴訟と裁判手続 和田 仁孝
第二部 司法行政と裁判官行動
裁判官の処遇・再論 宮本 康昭=塩谷 國昭
裁判官経歴と裁判行動 塚原 英治
裁判官会同・協議会と裁判行動 湯川 二朗
第三部 司法制度改革と国民の司法参加
裁判機構改革の課題と問題点 吉野正三郎
弁護活動の活性化と司法改革の課題 棚瀬 孝雄
刑事手続改革の課題 荒木 伸怡
裁判への国民参加~~新陪審制度導入の方法 下村 幸雄
シンポジウム『裁判』をおえて及川  伸
1991(平成3)年度5月11日、12日 神奈川大学 [全体シンポジウム]法社会学のアイデンティティを求めて(一)~~法の社会理論と法社会学
自生的秩序の理論《ハイエク》 嶋津  格
自由主義法の批判《アンガー》 石田  眞
権力の社会史《フーコー》 小野坂 弘
法制化の理論《ハーバーマス》 中野 敏男
法システムの理論《ルーマン》 馬場 靖雄
1992(平成4)年度5月9日、10日 大阪大学 [全体シンポジウム]法社会学のアイデンティティを求めて(二)~~法の解釈と法社会学
基調報告 棚瀬 孝雄
第一部 法解釈方法論の批判的検討
法の科学と法の生成 加藤 雅信
法における「解釈的転回」 長谷川 晃
法解釈の社会現象学 大澤 真幸
第二部 法解釈の社会分析
現代日本法解釈学の歴史的位相~~民法学を中心に 広渡 清吾
社会過程としての法解釈 樫村 志郎
法曹養成と法の解釈 萩原 金美
1993(平成5)年度5月8日、9日 専修大学 [全体シンポジウム]法社会学のアンデンティティを求めて(三)~~法秩序の近代と現代
基調報告 棚瀬 孝雄
第一部 近代法の理念と現実
「市民」の構造転換~~比較ビクトリア文化論の観点から 笹倉 秀夫
異文化としての近代法~~その倫理性と虚構性 田中 茂樹
市民的秩序と美的秩序~~E・ユンガーにおける美的モデルネの諸相 小野 紀明
第二部 法のモダンとポストモダン
近代法のパラドックス~~法の共同体的基礎 棚瀬 孝雄
「近代」のパラドックスと「近代的主体」の崩壊 佐伯 啓思
現代法的状況の日本史的文脈  ~~西欧史的文脈との対比において 水林  彪
ポストモダンの法秩序 村上 淳一
1994(平成6)年度5月14日、15日 香川大学 [全体シンポジウム]日本法の固有性と普遍性(一)~~「日本的」取引慣行と法社会学
基調報告 淡路 剛久
下請制の法構造~~自動車・同部品工業に即して 本間 重紀
流通過程における日本的取引慣行と法 正田  彬
公共工事請負契約 太田 知行
金融取引 神田 秀樹
行政指導の問題と行政学 大山 耕輔
「日本的取引慣行」~~経済学的視点 伊藤 元重
日本的取引慣行の原因と将来~~法哲学者の立場から 森村  進
「日本的取引慣行」と法社会学~~法社会学の視点から 松村 良之
1995(平成7)年度5月27日、28日 日本大学 [全体シンポジウム]日本法の固有性と普遍性(二)~~土地と法社会学
企画趣旨説明 山田 卓生
戦後入会理論の総括と入会の現代的課題~~入会近代化法・事業の評価 中尾 英俊
農地所有権の法的規制の展開~~戦後農地法制の展開と新しい農地政策・農地制度の課題 高橋 寿一
都市の土地と法社会学 原田 純孝
環境問題と法社会学
企画趣旨説明 西原 道雄
公害・環境紛争 淡路 剛久
国家・自治体の開発政策と環境問題 阿部 泰隆
グローバル化した環境問題 山村 恒年
1996年(平成8)年度5月25日、26日 京都大学 [全体シンポジウム]日本の固有性と普遍性(三)紛争処理と法社会学
紛争処理と法システム
日本の法社会学における紛争処理研究の展開 六本 佳平
和解と裁判 太田 勝造
コミュニティー紛争とその法的処理 阿部 昌樹
集団的紛争と法的処理 佐藤 岩夫
裁判外紛争処理
裁判外紛争処理における弁護士の関与 樫村 志郎
組織内紛争処理~~総合職女性をめぐる法と社会 佐藤 俊樹
少額紛争処理~~消費者紛争を念頭において 守屋  明
1997年~1999年度 『構造変容と法社会学』
2000年~2002年度 『法社会学に何ができるのか-21世紀の法社会学をめざして』
2000年 法と暴力
2001年 法と倫理
2002年 法の構築
2003年~2005年度 『法の声』という統一メタファー(テーマは単年度ごとに設定)
2003年 法と情動
2004年 死そして生の法社会学
2005年 法主体のゆくえ
2006年 現代における私法・公法の〈協働〉
2007年 公共性の法社会学
2008年 民事司法過程の法社会学
2009年 刑事司法の大転換
2010年 地域社会の法社会学
2011年 法曹の新たな職域と法社会学
2012年 法と正義の相克
2013年 新しい所有権法の理論
2014年 持続可能な社会への転換期における法と法学
2015年 ジェンダーと法の理論
2016年 《法》を見る